BRAVE〜一部昇格にかける思い〜 TR 田守綾香

 

はじめに、日頃より大阪経済大学男子ラクロス部への多大なるご支援、ご声援をいただきありがとうございます。

 

筋トレ大好き心英さんからバトンを受け取りました、3回生TRの田守綾香です!


2年前の春、私はラクロス部に入部しました。


週5日、5分おきにアラームが鳴り響くa.m.6:00

 

最後のスヌーズ機能でようやく飛び起きるa.m.7:00

 

眠い目をこすりながら自転車を風の如く爆速で漕いでグラウンドへ向かう

a.m.7:20

 

朝はやっぱり苦手。

 

そんなこんなで集合時間ギリギリに来る選手たちのテーピングを丁寧かつ迅速に巻いていく

 

「今日は水」「今日はポカリ」「氷入れてほしい」

と注文の多い選手たちのボトルを補充する

 

無限に続くボール拾い

 

「しんど」と文句を言いながらもトレーニングに取り組む選手たち

 

練習終わり備品の片付けを終わらせてようやく帰宅


そんな日々を繰り返し季節は巡る。


いや、それだけではありません!

 

帰宅してから、練習動画のアップや体重・ウエイト・体力測定の算出、毎月のトレーニング計画の作成、毎日の怪我人報告。

 

何度もmtgを重ね、講習会もオフの日を潰して幾度となく受けてきました。


部活で始まり部活で終わる。


もう一日中ラクロス部で頭がいっぱいです。


もちろん大学生活は部活だけではありません。

 

したいことは山ほどある。

 

でも自分の時間削って、家族の時間削って、寝る時間削って、部活へ向かう。

 

自分でもなにやってんだろって思ったことは正直何度もあります。

 

地元の誘いを断ってばかりいるうちに練習サボってやろうかって考えちゃう日もありました。

 

周りからは、自分がプレーするわけじゃないのに何のために部活してんの?って聞かれることもしばしば。


友達「ラクロスしてるんや」

私「選手じゃなくてスタッフしてる!」

友達「練習中 立ってるだけやん」


どんなに頑張ってもスタッフという理由だけで“雑用”や“練習中見てるだけ”といった印象を持たれることが多く、不甲斐なさを感じる場面にはこれまで何度も直面してきました。

 

高校までバスケ部で副キャプテンを務めていた私にとって、プレイヤーとスタッフ それぞれ立場のギャップに未だ戸惑うことがあります。


公立戦での1敗。


選手にどう声をかければいいか分からなかった。

 

私はただ悔しがる背中を見ているだけだった。


プレイヤーだった頃は、互いに指摘しあい、練習を重ねることでチームの成果に直接的に関わることができました。

 

でも今はどう足掻いても試合中ベンチで見守ることしかできない。


そんな私がTRとしてできることは、


第1にチームを支えること。

 

選手がのびのびとラクロスできる環境を作り上げることです。


暑い日は誰よりもうちわを全力で扇いで風を届ける

 

チームメイトの異変に真っ先に気づき駆けつける

 

メディカル面だけでなくメンタル面でも寄り添う

 

ひとりひとりと正面から向き合う

 

チームがしんどいときこそ笑顔で元気を届ける

365日誰よりも声を出す


確かに、スタッフの活動は雑用と言われればそうかもしれません。


でも私は雑用だなんて一度たりとも思ったことはありません。

 

いつだって私はTRであることに誇りを持っています。

 

少しでもチームの支えになれることがすごく嬉しいです。

 

とは言ったものの、

実際のところ私の方が選手に支えられ刺激をもらっているなと最近感じます。

 

どんなときもラクロスとひたむきに向き合う選手たちの姿を一番近くでずっと見てきました。


グラウンドアウト1分前なのに「ラスト3本!」ってFO練をギリギリまで粘るしんえいさん

 

せっかくの飲み会なのにラクロスの話しばっかりして急に6on6の動画見始める同期

 

みんなのInstagramラクロスアカウントにはこれでもかってくらいの壁当ての量と反省点の振り返りが投稿される


私こんなんじゃダメだ。

 

まだやれる。


選手を見ていると自然と背筋が伸びる。


いつも勇気をもらってるのは私の方だった。

 

帰りの電車で爆睡するくらいラクロス漬けの日々、壁にぶつかりながらも泥だらけになりながらも前を向く選手たちの姿は誰よりも最高にかっこいいです。


そして、未熟者ですが私をここまで育ててくれたうみさんとこささんには本当に感謝しています。

 

入部したての頃はとにかくうみさんが怖かったです。

 

でも今思えばここまで自分が成長できたのは紛れもなく うみさんのおかげです。

 

最上回生TRになって、初めて気付かされました。


TRとしての責任の重さや後輩を育てる難しさ。

 

うみさんは、私が間違ったとき厳しく叱ってくれて最後までフォローしてくれました。

 

弱虫な私をいつも奮い立たせてくれる憧れの存在でした。

 

そして、プライベートなことなど何でも話せちゃう こささん。

 

いつも親身に話を聞いてくれて「あやりんあやりん」っていっぱい名前呼んでくれる先輩が大好きでした。

 

辛いとき励ましてくれて、一緒に考えてくれて涙を流してくれて最後まで寄り添ってくれて、

私はこささんの優しさに何度も救われました。

 

本当に。


文字にして改めて私はみんなから与えられてばかりだと思いました。

 

私は恵まれた幸せ野郎です。


可愛い後輩、やかましい同期、頼りになる先輩。

 

応援や練習に来てくださるOB•OGの方並びに外部コーチ・トレーナーの方、チーム関係者の方、保護者の方々。

 

多くの人に支えられ今のチームがあり自分がいます。


本当に感謝してもしきれません。

 

私はこのチームがどうしようもなく大好きです。

 

こうしてみんなと巡り会えたことは奇跡です。

 

でも時々、いつか来てしまうお別れのときを考えてしまいます。

 

この瞬間もいつかは終わってしまう。

 

考えただけで切ない気持ちで胸がいっぱいになります。


あと何回くろさんの激しいパフォーマンスに鳥肌が立つほど感動させられるだろう

 

あと何回ゆうやさんのアザだらけになりながらも命懸けでボールを止める姿に心が痺れるだろう

 

あと何回しんえいさんと注意されながらも時間ギリギリまで粘った魂のFO練ができるだろう

 

あと何回りゅうじさんの天然発言に笑って元気をもらえるだろう

 

あと何回こうたつさんと音楽の話とか他愛のない会話ができるだろう

 

あと何回たんげさんのあのクシャッと可愛い笑顔が見れるだろう

 

あと何回きすけさんの熱中症や練習中の怪我にハラハラさせられるだろう

 

あと何回ひろとさんのいつも冷静でチームを思いやる姿から学びを得られるだろう

 

あと何回かんたさんにペッパーランチ誘われるだろう


あと何回、あと何回..。


練習中や家でもふと考えて鼻の奥がツンとします


でも今はそんなこと考えたって時間は過ぎていくだけ。


阪大戦はもう目の前。

 

今は試合のことだけを考える。

 

選手が最高のコンディションで挑めるように。

 

試合では声を誰よりも張り上げみんなの背中を押す。


全力で選手をサポートする。

 

絶対に勝ってほしい。

 

絶対に勝つ。

 

ずっと叶わなかった一部昇格の夢を、部員54名と応援してくださる方々と共に手にしたい。


4回生の先輩方が最後に笑って引退できるように。

 

最後になりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございます。

 

これからもチーム一丸となってベストを尽くして参りますので、応援の程よろしくお願い致します!

 

どうか最高の瞬間を見届けてください。

 

 

続いてのブログは、きーくんこときすけさんにバトンを繋ぎます!