#13 黒川紘『感動と感謝』
平素より大阪経済大学男子ラクロス部への多大なるご支援、ご声援、誠にありがとうございます。
23シーズンOFリーダーを務めさせていただきました。
4回生の黒川紘と申します。
引退ブログということで、3年間を振り返ってみます。
長くなりますが、読んでいただけるとありがたいです。
僕がラクロスというスポーツを知ったのは 2年生の4月。
1年遅れて始めたが、チームには簡単に馴染むことができた。
黒川航輝というバケモンと、かんたというこんなチャラい奴もやるスポーツなんかぁというのが第一印象。
先輩もおもしろおかしく、自分もみるみる成長していく感覚に今までにない経験ができてハマってた。
一年目はそんな感じでした。
そして1番個人的にきつかったと感じた3回生。
去年のリーグ戦は今見ても見返せないくらい下手くそで、左使えない。
ショット打てない。
パス取れない。
めちゃくちゃ。
ただただ3回生という理由で点を取らないといけないというプレッシャーに毎試合襲われ、期待に応えられる程の活躍もできていたわけではない。
そんなシーズン途中に全治約5ヶ月右手首骨折。
3戦目の公立戦であの大敗をした試合にやってしまったと絶望。
ある意味一番忘れられない試合になった。
手術をする事になり、リーグ戦出場を諦めざるを得なくなった。
絶望しかなかった。
でも下の入れ替え戦もサドンビクトリーでなんとか勝ってくれて、本当に涙が溢れた。
でも僕の心情は嬉しさ反面。悔しさ反面。
でも、当時2回生がほとんど中心のチームで緊張してる中、なんとか繋いだ残留。
その年、1回生のウィンターでは、1勝もさせてあげることができず、敗退。
そこで決心した。
23シーズン一部昇格を目指す望みを繋いでくれた先輩、同期、後輩への感謝と共に、一回生には絶対にこのチームで勝つことの感動を味わって欲しかった。
ラストイヤー。
OFリーダーとして、厳しい要求をする事もあったかもしれないが、コミュニケーションを取るよう積極的に指示したり、とにかく言い続けた1年。
結果を求めて、キレたり言いすぎたりした事もあった。
ごめんなさい。
少し個人的な話。
みるみる成長する後輩や黒川航輝という大エースが試合で周りに不満を持たない様、自分も肩並べて活躍するという一心で練習した。
練習しまくった。
就活などで大変だったけど、やればやる程上手くなれる以外に近道はない。
ラクロスを始めた時からそうケビンさんに言われ続けた。
素直に取り組んできた。
ありがたい事に、後輩たちがアフターで1on1挑んで来てくれたり、壁行くだけでプレッシャーかけてくるような奴もいた。
先輩後輩が、お互いにアドバイスし合ったりといい環境で練習できてた。
話を戻す。
夏頃には手応えを感じ始めて、OFだけなく、それ以外の部分で、戦えるチームだなと実感。
リーグ戦前まで良い雰囲気で臨むことができたと思う。
個人的に印象深いのは、初戦の大教戦と阪大戦。
初戦は、楽しみと緊張が混在してて終わってみれば大勝。
個人としても1点でも取れたことがホッとした。
でも隣で4点取るバケモンがいる。
あんなに大スカウティングされるのに、マーク張りっぱなしなのに、初戦に続いて2戦目でも4点取るバケモンがやっぱりおる。
黒川航輝はやっぱりバケモン。
正直心強すぎるという言葉以外に似合う言葉がなかった。
シーズン途中くらいには、「逆にシャットされた方がやること明確でやりやすい」とまで言ってる。
信頼は絶大だが、頼り過ぎは良くない。
そんな不安を少々持ちながら、OFリーダーとして悩む部分も多かった。
今思えば贅沢な悩みだと思う。
阪大戦は、負けはしたが今までで一番楽しかった試合だった。
張り詰めた空気の緊張感。
試合中リードすることができなかったけど、関東や1部の大学さえもコロっと倒してくる阪大相手に、一点差に迫る結果。
もちろん勝つつもりだった分悔しかったけど、同時に自信に繋がった。
リーグが終わって蓋を開けてみれば3位通過で、昇格戦の権利を得た。
負けから学ぶ事も多くあって、入れ替え戦へ拍車がかかった。
独特な雰囲気を感じつつ観戦した1部2部入替戦。
昇格する阪大、惜しくも残留する公立。
両方みて一気にチームに緊張感が走った。
公立と京大の試合を見た後は特に。
嫌な想像をしたりもした。
創部初とかそういう言葉もチラついて余計緊張する。
前日まで緊張しまくってたが、当日は何か通り越したかのようにワクワクしてた。
公立と京大の入替戦を見て、一つだけ分かったことがある。
入替戦に共通することは、下の大学が会場の雰囲気を支配し、一つ一つのプレーで流れを変えることができる。
案の定、試合は開始早々航輝の先制点で大盛り上がり。
でも半分終わって同点で折り返す。
タイムアウトの度、同点のつもりで行こうと声をかけたが、ほとんどそれしか言ってなかったかもしれない。
大経は詰めが甘いと分かっていたから。
後半、翼が勝ち越しを決め、W黒川でダメ押し。
笛が鳴り、7-3で一部昇格。
最高の瞬間だった。
昔から自分の中で何かすごいことを成し遂げた経験がなく、創部史上初の一部昇格が自分の中で一番の経験になり、少し誇らしげに感じられるようになった。
結果、個人として11得点。
ベスト10もいただくことができて、本当に最高のシーズンになりました。
ここからは感謝を書きます。
1回生、ウィンターお疲れ様。
途中にも書いたけど、練習すればする程上手くなれるのがラクロスの魅力です。
沢山考えて沢山行動してみて下さい。
メンバーは素質ある明るい子たちばかりなので先輩追い越すつもりで頑張って下さい。
2回生は、サマー、ウィンター共に育成担当として勝たせてあげられなかった自分の力不足さにとても悔しい思いをさせました。
今年はこの悔しさをバネに一緒にフィールドに立って戦い、勝たせてあげられて何か報いれたと思います。
ちょっぴり生意気なメンバー、真面目なメンバー分かれてるけどすごく2年間笑かされました。
特に翼は、上手いのはもちろん、先輩にも強く言える。
でも翼が点決めると盛り上がる。
入替戦勝ち越し弾痺れた。
ありがとう。
3回生は、いい意味でも悪い意味でも全員で仲が良く新チーム大変そうですが、一部で活躍してる姿楽しみにしてます。
OF陣は大変だったけど、ヒデの試合中の分析はじゅんじさんを頷かせる程で試合中ながら感心。
やる時はやる あき。
多分1番いろいろ言われたであろう ともき。
やっぱり点決まったら嬉しいたいよう。
もっと暴れられるはずなので期待してます。
DF陣はアフター1on1ずっと相手してくれてありがとう。
本当にこの1年の1番自信がついた理由がここに詰まってます。
特にしゅんすけ、池田、あつやの3人はよく声かけてくれてありがとう。
これ以上言うと池田が調子乗りそうなので控えときます。
飛び出し名人コンビのSDF大地と西岡、アドバイスしたことすぐ取り組んで、結果で返してくれるし、陰湿SDFこれからも期待してます。
スタッフのみんなも自分たちの同期にスタッフがいない分、とても迷惑をかけることが多く、振り回してごめんなさい。
そしてありがとう。
ラストイヤー最後までサポートしてあげてください。
コーチ、TRの皆さん。
3年間ありがとうございました。
試合中の的確な指示などが面白い様にハマり、最後に勝つことができて本当に嬉しかったです。
特に準司さんはOFコーチとしても頼りっぱなしかもしれませんでしたが、最後胴上げできてよかったです。
4回生は、意味わからんノリでめちゃくちゃでした。
裕也がきっかけを作り、かんたが面白おかしく捲し立て、航輝が盛り、心英がしつこくイジる。
そして裕也が忘れた頃に思い出す。
ほとんど毎日こんな感じやったけど、そこにナチュラルにサイコ隆司、寝坊直らん丹下、誘っても昼飯来ない希翼、毎朝お腹痛そうな康達。
試合で勝つ喜びを泣きながら分かち合い、練習外では動物園みたいにうるさく話題の絶えない毎日だったけどおかげで3年間最高の思い出になりました。
家族
見知らぬスポーツを始め、毎朝早朝に朝ごはんを作ってくれて、送り出してくれてありがとう。
あまりクラブであったこととか家で話すことは少なかった癖に、怪我して帰って来たり、入院したりと病院に何回通ったことか。
本当にありがとうじゃ収まらないくらい頭が上がりません。
大変なことの方が多かったかもしれないけど、それ以上に最高の仲間と最高の経験を得られました。
長くなりましたが読んでいただきありがとうございました。